2025年6月、にじさんじに所属しているVtuberの叶さんが炎上しています。
理由はGTA配信中の、叶さんと魔界ノりりむさん、ファン太さんの絡みがセクハラではないのか?と中国で批判を受けていることです。

本当にセクハラにつながることがあったの?
今回は叶さんが中国で炎上した3つの流れ、そして炎上した渦中の3人の反応やSNSの反応などをまとめました。
【にじさんじ】叶が中国で炎上した3つの流れ
今回、にじさんじの叶さんが炎上するまでの流れを、3つに分けてご紹介します。
- 魔界ノりりむとファン太のきわどいやり取り
- 叶の反応がセクハラと誤解された
- 悪意のある切り抜きと翻訳による文脈のズレ
順番に見ていきましょう!
炎上までの流れ①魔界ノりりむとファン太のきわどいやり取り
にじさんじの叶さんが炎上するまでの流れの1つ目は「魔界ノりりむとファン太のきわどいやり取り」です。
問題となった場面を実際に見てみると、以下のような流れでした。
- 倒れているりりむさんと叶さんが一緒にいるところにファン太さんが合流する
- その際、りりむさんを連れてきた叶さんに、ファン太さんが「好きにしていいの?」と質問
- 叶さんは「好きにしていいよ!」と回答(一連の流れはセクハラギリギリを攻めた流れ)
- 叶さんは一時離席し、りりむさんとファン太さんの2人で会話(特に問題になる話はなし)
- ファンタさんがりりむさんに対して、ゲーム内エモートを使って、救助の際に使用するエモートを使う
- 叶さんが戻ってきたので、りりむさんを連れて移動する
今回の流れの中で、最初の「好きにしていい?」の流れのあたりは、やや問題になりそうなラインではあります。
また、炎上した理由の1つにゲーム内エモートがありました。
ファン太さんが使用したエモート(特定の動作)で、匍匐前進をするものと、心臓マッサージをするようなものの2つがありました。
1つ目の匍匐前進をするようなエモートは間違えて使われたようなのですが、タイミングや場所が悪く、りりむさんの足元で行っています。
すぐに「間違えた!」といって解除しているので、他意がないことはわかっています。
また、心臓マッサージのエモートも使用していますが、救助用のエモートのため、そもそもセクハラと言われるものではありません。
この一連のきわどいやり取りが、セクハラではないのか?と受けとられてしまい、炎上につながったようです。
炎上までの流れ②叶の反応がセクハラを容認していると誤解された
にじさんじの叶さんが炎上するまでの流れの2つ目は「叶の反応がセクハラを容認していると誤解されたこと」です。
りりむさんとファン太さんの、きわどいセクハラまがいのやり取りの中で、りりむさんを連れてきた叶さんの反応が問題だと受け取られてしまいました。
- ゲームの中で、ファン太さんの「(りりむさんを)好きにしていいの?」に対して「好きにしていいよ」と返した。
- りりむさんが「やだ〜!」「助けて〜!」と言っているのに、ファン太さんを止めない
- 「変なことはしないように」とファン太さんに釘を刺すが、りりむさんをそのままにして、ゲームから一度離席している
こういった内容が、ファン太さんのセクハラ行動を助長している!容認している!とされ、炎上につながっています。

叶さんはストリーマー同士のネタ・コントとして認識していたから、止めなかったんだろうね
炎上までの流れ③悪意のある切り抜きと翻訳による文脈のズレ
にじさんじの叶さんが炎上するまでの流れの3つ目は「悪意のある切り抜きと翻訳による文脈のズレ」です。
中国で今回の炎上騒動が起こった理由には、悪意のある切り抜きと、翻訳によって文脈がズレたことも影響しています。
今回の連日行われているGTA配信の中で、りりむさんはヘリの操縦ができたことに嬉し涙を流しているシーンがあります。
そのシーンを使用して、りりむさんが男性陣からのセクハラに泣いているような動画に編集したもの、叶さんのセリフを強調して、りりむさんを差し出したように見える動画などがありました。
そのほかには、ファン太さんのエモート部分だけを強調したもの、背景に緊張感のあるBGMを流して「被害者と加害者の構図」を作り上げている動画も。
また、発言を翻訳しているのですが、その際に微妙なニュアンスや文脈が伝わらず、単純にりりむさんが嫌がっている!という印象につながってしまったようです。
こういった悪意のある切り抜き動画が拡散されたことで、一連の流れがセクハラだ!と炎上につながりました。

切り抜き動画で印象を操作するのは、やめてほしいね
【にじさんじ】叶が中国で炎上したことに対する3人の対応
今回、中国で炎上したことに対して、叶さん・りりむさん・ファン太さんのそれぞれの反応を見てみましょう。
叶の反応
叶さんは炎上したことに対し、自身のチャンネルで説明の配信を行っています。
- 自分たちでは、ふざけていたつもりだった
- 周りからはセクハラまがいに見える、悪ノリが過ぎたように見えるという意見があったことを後から認識し、反省していると説明
- 配信であっても「やりすぎ」だったと認識し、不快な思いをした視聴者に対しての謝罪
- セクハラの助長や容認をする意図はない
- りりむさんとは、事前・事後で意見の共有をしており、問題はない
視聴者に対して、自身の認識・考えを丁寧に説明しています。
本人たちの間では、特に大きな問題がなかったこと、ネタとは言えやりすぎであったと認識していると説明されています。
魔界ノりりむの反応
魔界ノりりむさんも、今回の騒動について公式Xで反応をしています。
配信でも言ったけど全く嫌な気してないので勝手な憶測で、りりむの気持ち語らないでね!
と話しており、エンタメとしてのやり取りであったことを説明されています。
りりむさん本人は今回の流れについて、セクハラとしては認識しておらず、配信を見ていた視聴者が一方的に「セクハラだ!」と話を大きくしてしまった形であるとわかります。

ファンがりりむちゃん可哀想!と暴走した可能性もありそう
ファン太の反応
ファン太さんは今回の騒動について、Twitchの配信内で触れています。
不快感を与えたのは申し訳ないと思う。と冒頭で軽く触れていましが、どのような内容についてかなどの詳細については、あまり話されていませんでした。
当人間では問題にしていないこと、セクハラだ!と炎上したきっかけは、編集された切り抜き動画であることも考えると、あまり言及しないことにしているのかもしれません。
【にじさんじ】叶の炎上でわかった中国と日本の考えの違い
今回の炎上騒動を受けて、日本と中国での考え方の違いが見えてきました。
中国には儒教思想に根ざした考えで、先輩は後輩を守るものであるという考えがあります。
日本にも同じような考えがありますが、中国の方がよりその考えが強いと考えられますね。
今回、りりむさんはファン太さんとのやり取りの中で「兄やん(叶さん)助けて?」と発言しています。
それに対し、叶さんは「助けて?」、ファンタさんは「ここにいるのは皆仲間だから(同じチームじゃないりりむさんは)助けないよ」と発言しています。
叶さんとしては、2人のやりとりに干渉しないスタンスであった可能性がありますが、これが放置していると捉えられてしまったようです。
後輩が助けを求めたのに、それを守らなかった叶さんは、責任を果たしていない!と見られた可能性が高いでしょう。
また倫理観や配信者の姿勢に対して中国は日本よりも厳しく、日本人からすると過敏に反応する傾向があることも今回の炎上につながったと考えられます。

文化の違いや微妙なニュアンスが伝わらなかった結果が、今回の炎上を大きくした要因の1つかも
【にじさんじ】叶が中国で炎上した件で気を付けるポイント
今回の炎上騒動を受けて、視聴者も気をつけるべきポイントがあるとわかりました。
①切り抜きや翻訳だけで判断しない
動画を視聴する際は、切り抜きや翻訳だけで判断しないことです。
今回、炎上したきっかけに悪意のある切り抜き動画と、翻訳による文脈のズレがあります。
配信の全編を見ていた人は、内容を理解していますが、切り抜きだけを見た人にはその内容が真実として映ります。
動画を視聴する際は、切り抜き動画の内容や翻訳されている言葉のみを信じるのではなく、事実確認をするべきでしょう。
どうして炎上しているのか、背景や理由、コメントなどを確認したうえで、なにが悪いとされているのかを見極める必要があります。
②多様性を受け入れる
今回は日本国内での炎上ではなく、海外での炎上でした。
日本では「セクハラ芸」が容認されていた過去もあり、今回の内容は騒ぐほどではない、エンタメだと感じる人もいるでしょう。
しかし、海外ではそのような考えは認められておらず、炎上や批判につながるものであるという考えを知っておく必要があります。
自分は問題ないと思っても、他人はそうではないことがあると知り、多様な考えや価値観を受け入れておきましょう。
③冷静に見極める・対応する
今回のような炎上騒動の場合、単純に騒ぎに乗っかるのではなく、しっかりとどういった状況であるかを見極め、対応をする必要があります。
推しが批判を受けている姿を見るのは辛いですが、間違った対応をすると問題になる場合もあります。
どのような背景があるのか、炎上したきっかけは何か、人が不快に感じたポイント、意見に目を通し、世間一般的に考えた時にどう見えるのか?を考えましょう。
一般社会で許されないことは、ストリーマーの世界でも許されません。
しっかりと自分で見極めて考えたうえで、活動を応援していくのかを決めていきましょう。
【にじさんじ】叶が中国で炎上したことに対するファンの声
叶さんが中国で炎上したことに対する意見を、日本と中国の両方、ご紹介します。
日本のファンの声
日本のファンにはエンタメだと理解していた方が多いようです。
ただのノリで関係性的に問題はないという事はわかる
何を見てどうあの茶番劇を悪質セクハラに仕立て上げちゃってんの
明らかにネタとしてのやり取りだった
このように、
-
- ネタだと理解できる内容だった
-
- セクハラだと騒ぎ立てるほどではない
という声が見られました。
一方で、今回の流れについて、
見ていてあまり気持ちのいいものではなかった
あれは配信でしていいノリではない
といった声も見られました。
中国のファンの声
一方で、中国のファンの方は否定的な意見の人が多かったです。
今回の騒動は女性蔑視ではないのか?
なぜ運営は対応していないのか
叶とファン太は女性を物のように扱っている
このように、
-
- 女性に対して蔑視している
-
- もっと組織として対応するべき
という声が多かったです。
まとめ
今回はにじさんじ所属のVtuber・叶さんが、魔界ノりりむさんとファン太さんとのやり取りについて、中国で炎上した話をご紹介しました。
炎上したきっかけは、セクハラまがいなやり取りを止めなかったこと、悪意のある切り抜き動画が中国で拡散されたことです。
当人同士では問題視をしていませんが、視聴者の間で話題が大きくなった騒動です。
今回は、当人同士の関係性や意見よりも、周囲がどう見ているのか・どう受け取るのかが問題となった騒動でした。
さまざまな国や地域の人が配信を見れる現代では、考え方や見え方について配慮が必要となりそうです。
今後は文化の違いや受け止め方の違いを理解したうえで、コンテンツの発信や消費をしていきましょう。
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